妊娠のタイミング法と人工授精について

患者様から、質問を頂きました。

「4年ほど自然に任せて妊娠しなかったので不妊クリニックに通院。早く妊娠したくてタイミング法はせず、人工授精から不妊治療を始めました。タイミング法をしながら人工授精を行った場合、人工授精で洗浄・濃縮した精子が邪魔をしてタイミング法の意味がないといったことはありますか?」

お答えしていきますね(^^♪

この相談について考えるにあたり、タイミング法と人工授精それぞれの特徴を整理しながら説明していきます。

まず、タイミング法とは、その名の通り排卵日のタイミングをみて性交渉をもつことで妊娠を試みるという方法です。

排卵日がいつなのかを見極める一番よい方法は、「排卵チェッカー」を使うことです。

次に、人工授精についてです。

人工授精は、排卵日をみるところまではタイミング法と基本的には同じです。人工授精の場合は、排卵日が予測できたら当日、精子を持ってくる、もしくはクリニックで採るなどの方法で精子を洗浄・濃縮して条件を整えたあとで、その精子浮遊液を専用のカテーテルで子宮膣内に注入します。

人工授精で洗浄・濃縮した精子を子宮膣内に注入するのには理由があります。そもそも、自然妊娠の場合、精液内の精子子宮の頸管で雑菌などのいらないものがそぎ落され、洗浄されたきれいな精子となって子宮膣内に入ります。

人工授精で精子を洗浄・濃縮するというのは、それと同じ状態にするためなのです。むしろ、自力では子宮膣内にたどりつけない精子も人工授精なら子宮膣内に入れてあげられるので、妊娠の可能性が高まります。

ですから、人工授精で洗浄・濃縮した精子が、タイミング法で子宮に入ってくる精子の邪魔をすることはありませんよ。

一般に不妊クリニックでは、タイミング法がうまくいかなかった方は、次のステップとして人工授精を行うみたいです。

ただし、タイミング法で妊娠に結びつかない理由によっては、人工授精が適さない場合もあります。

具体的には、「フーナテスト」が良好なのか、不良なのはで、ずいぶん話は変わってきます。

では、このフーナーテストとは、どのようなものなのか?気になりますよね。

フーナーテストとは、性交渉後の子宮頸管粘液の中にある精子の状態を見る検査です。性交渉の後に子宮頸管から粘液を採取して顕微鏡で状態を調べます。

そこで、多数の運動精子が確認できれば、子宮膣内の運動精子濃度は高いと考えられます。もし、運動精子の数が少ない場合は不良なのかを考えることになります。

あなたも、一度「フーナーテスト」の検査を行ってみてください。

 

あなたも当院の不妊治療で「卵子の質」を向上してみませんか?

最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)/

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